1988年に発足した多摩獣医臨床研究会は、内野富弥会長(現名誉会長)らを中心に日本初のイヌ・ネコの疾病統計の調査を行い、各疾病と種類別、年齢別、性別、器官・組織別、環境別、飼料別など多様な角度からデータを解析し、様々な疾病の発生動向について報告を行いました。
その活動は多岐にわたり、日本獣医師会、動物臨床医学会、アジア獣医師学会、世界小動物獣医学会などでの発表や、小動物臨床、臨床獣医、PROVET、SACでの掲載、2005年からはインターズー社によるCD-ROM付きの小冊子として発刊。またその傍ら、卒後教育を目的に259回に渡る定期学術講演会を行ってきましたが、2010年1月20日をもって同研究会は閉会しました。
その後、同年3月に疾病統計継続を目的に「多摩研式疾病統計研究会」を発足し、小冊子「イヌ・ネコの疾病統計 1994~2009年の疾病発生順位の動向」CD-ROMの発刊と2010年~2012年の日本獣医内科学アカデミーでの報告を行いました。
そして、2012年9月「日本獣医疾病統計研究会」と名称を新たにし、現在に至ります。